【9月15-16日】
ディエゴ・ルナに会えた興奮も冷めやらぬまま、夢見心地のまま即帰宅した14日の夜。
その勢いで、
-スポーツドリンク
-靴
-雨ガッパ
-トランプ+ジェンガ
などをリュックに詰め込む。鼻歌まじりに。
だって、待ちに待った
八ヶ岳(赤岳)登山ですもの☆
前回の投稿が"気分的に"above the clouds”な気分だとしたら、
今回は文字通り雲の上に行った体験録。
標高2899mの世界を目指したあいの(ぼ)り企画第二弾。
(これもディエゴに引き続き、同期企画)
登山のルートは↓みたいな感じ。ご参考までに。
【15日】
朝4時半起床。
9時に登山開始を目指して同期が出してくれた車に乗り込むものの、
3連休の初日ということもあって高速は渋滞。
「どこが高速だ~」と文句を言いながらも、3時間ほど予定をオーバーして
美濃戸に到着。(地図で言えば美濃戸山荘地点)
前回は日帰りで山梨県の茅ヶ岳に登ったのだけれども、それよりも1000m以上も奴は高い。
高校時代の筑波山と前回も含めて人生で3回目の登山で、果たして登りきれるのか
不安もあったけど、来たからにはとにかく靴を履き替えて登山スタート!
と意気込んだのも束の間でした。
ところどころ沢を渡る岩場があったのだけれども、その最初の方でどうってこともない石の上で滑って思いっきり膝を打ち付けた私。
ズルッ、
ゴンとめちゃめちゃいい音がしました。
転んだ痛みよりも、その音にびっくりしたくらいだったけど、膝を動かしてみても幸い大したことはなく、体を支えるためについた手(指先)を切ったくらいで済んだので、先を急ぐことに。
(もちろんオオアザにはなりましたが。。。その後一週間はスカート履くにもアザに気付かれぬよう気を遣いました。。。)
トトロの山みたいに緑が豊かななだらかな山道を登ること2時間半。
マイナスイオンをいっぱい浴びながら、登山を楽しみました。
そして辿りついた行者小屋という休憩所でお昼を食べたのだけれども、
日暮れまでに宿泊予定の山荘に辿りつかないといけなかったので、
休みもそこそこに身支度を再び整えてスタート!
(行者小屋から見上げた頂上の風景。。。霧で見えませぬ。)
ここからのルートは鎖場あり、山肌の際あり、傾斜がキツい…だったり、
後から思えば、霧でガスっててよかった。
下がキレイに見えてたら、ビビッて足がすくんでたかも。
他の同期たちも、空気が薄くなってきたのもあるだろうけど、
上に近づくにつれてどんどん言葉少なになっていったし。
いっこうに目指す山小屋は見えないし、周りは霧で薄暗いのに、日は沈んでいくしで、
「休日にわざわざなんでこんな辛い思いしてるんだろう。」
と体力の限界を感じ始めて、マイナス思考にもなったりした。
「あと少しって言ってたよね」
と下ってきた他の登山者の言葉を頼りなさげにつぶやく同期たちと「あと少し!」と励ましあいながら、風に吹かれながら尾根を上がっていきました。
そこまで心細い思いになったからこそ、目的地の展望山荘に辿りついた時はめちゃ感動しました。
(霧の切れ目で撮ったのですが><)
「こんなに高いところまで登ってきたんだ~」とさっきまで無口になってた同期たちとはしゃぎました。
そのノリで、荷物を部屋に置いたら即五右衛門風呂へ。
まさかお風呂に入れるなんて思ってなかったから、期待していなかったけど(ゴメンナサイ)、
行ってみたら他にお客さんがいなくて私たち4人だけだったので、お風呂でもはしゃいでました。
高校生でもあるまいし・・・
そのはしゃぎ様は男風呂にまで響いてたようで、後から男子陣につっこまれました。(^^)
お風呂のあとは明日に備えてストレッチ。
1日酷使した筋肉を各自思い思いの方法でほぐしたんだけど、
同期の子に体操をやってた子がいて、その子に肩を入れてもらったのがすごく
気持ちよかった(^o^)
コキッと乾いた音がしたのにはびっくりしたけど。
この時も意味なく変写真を撮ったり、
ガールズはノリがよくて楽しかったわ~。
そして、待ちに待った夕飯の時間。
山菜のてんぷらやお味噌汁がおいしかった~。
温かいものが身に染みます。
そうやって心も体もリラックスしたところで、
夜の楽しみ
☆星空☆ウォッチング。
さっきまであれだけ霧ばかりだったのが嘘みたい。
上に広がるのは満天の星空。
さむい~!と悲鳴を上げながらも、山の麓の夜景&上の星空の輝きに心を奪われた。
その後は、苦労して運んできたワインとジェンガでわいわい盛り上がる。
いつもより酔いの周りが早かったのは、楽しかったから?酸素が薄かったから?
と言いつつも、9時消灯。就寝。
【16日】
4時半起床。
(でも、一斉点灯は4時くらいだった?)
ご来光を待つ準備を急いでととのえる。
日の出は5時過ぎの予定だったけど、山荘の外に出てみたら既に薄明かりの中。
その中で悠然と広がる雲海の世界。
右手には富士山が見える。意外と低い?と思ってみたり(笑)
日の出は正面からのようだったけど、その時間が近づくにつれて
黄色から赤が強くなっていく空と雲。
前日は青かった空が茜色に染まりきった頃、ようやく放たれた太陽の光線。
いつも見慣れた存在のはずなのに、とても神聖に感じられた瞬間。
神様っているかも、なんてらしくないことも考えつつ、
やっぱりどうにも寒すぎるので、いそいそと朝ごはんを食べに山小屋に戻る。
天気がいいうちに出よう、ということで6時半過ぎに山小屋を後にして、
赤岳山頂を目指す。
あれだけ前日にストレッチしたはずが、やっぱり足が重い。
しかも、登山て最初の10分くらいがすごく辛いんですね。
足が上がらず、登った分を下ることを考えてまたくじけそうになる。。。
しかも風が強くてまっすぐ進めないし。
でも、そうこうしていても、前に進んでいればどうにか頂上に着くもので。
自分たちより高いのは富士山だけ!!
しかも遥か遠くにしか見えないから、自分の視界を遮るものは何もない!!!
すんごい爽快感♪
諦めなくてよかった~、とつくづく達成感に酔いしれたんだけど、
その後の下りがこわかった。
行きとは別のルートを選んだんだけど、あそこを登らなくてよかった、と心底思ったくらい急な尾根&鎖場。
下は砂利だから踏ん張りがきかなくてズルズル滑ってばかりで冷や冷やしっぱなしの
2時間。
その後、1時間半くらいで出発地点の美濃戸口に到着。
帰りは信州名物のお蕎麦を堪能&温泉にも入って、
またまた渋滞に巻き込まれつつ、語りながら帰京。
1日中ビルの中で、パソコンとにらめっこしてばかりの毎日だから、
体を思いっきり動かして、キレイな空気を吸って、綺麗な風景を心に焼き付けて、
と充実した2日間でした。
学生時代は一切ノータッチだった分野だけど、
これからも色々とこのメンバーでチャレンジしてみたいな。