Felicitats Campeones!!
おととい、5月14日にバルサことFCバルセロナがスペインリーグ優勝を決めました!
昨日おとといと、すごいお祭り騒ぎだったよ。
やっと、一息ついたとこなので、時間をさかのぼって振り返ってみます。
【14日】
時開始試合でレアルが負ければその時点でバルサは優勝が決まったのだが、レアルが引き分けたため、優勝の行方は持ち越しに。そして、格下相手のレバンテに先制点を奪われるも、後半にエトーのゴールで同点に持ち込んだバルサは、安全策をとり引き分けで試合を追え、優勝を決めた
試合真っ最中の夜11時にランブラス通りで友達と待ち合わせたんだけど、通りをよく見てみると、どこのバルも人が溢れている。
なぜに??と、人混みの先を覗いてみると、みなが熱い視線を送っている先にはテレビが。
そう。試合観戦中なのでした。
どこのバルでも試合でちょっと動きがある度に「あ~!!」「う~」と一喜一憂の声の嵐。
友達の彼氏とその友達が試合後に合流するからそれまで時間をどこかで潰すため、何とかテレビのないバルを見つけてひとまず落ち着く。
結局11時半過ぎから1時くらいまでそこにいたのだけど、この晩はそれからが長かった…
バルを出てまたランブラスに出ると、W杯中の渋谷スクランブル交差点なんて比じゃないような騒ぎになってた。
こんな格好の男女(老若男女・国籍問わず)が大声で歌いながら旗を振り回しながら歩いてるんだもん!
もっと詳しい写真を見たかったら
コチラをどうぞ。(現地新聞社のサイトなんだけど、すごく写真が充実してる。)
歌というか、コールに近いと思うんだけど、歌詞にすごくカタルーニャ魂が表れてたと思うから、ちょっと紹介。
・バルサ万歳!カタルーニャ万歳!
(今日のタイトル)
・バルサがチャンピオン、チャンピオンに敬意を払え!
・ざまあ見ろマドリッド(レアル)、チャンピオンは俺たちだ!
が多かったコール。
マドリッドとの対立は嫌と言うほど見てるから上のような言葉になるのはわかるんだけど、思わず意味を聞いてしまったのが、
・
ざまあ見ろポルトガル野郎、バルサを敬え!/くそ食らえ
というもの。
「ポルトガル??」と聞いてみたら、フィーゴのことらしい。
カンプ・ノウでも嫌がらせと言い、もう何年も経つのに、フィーゴがレアルに移籍したことを相当根に持っているのがよくわかった。
フィーゴバッシングのコールは他にも、
・くそったれフィーゴ、バルサを見たか!
のように、名指しで批難するものもあった。
けど、雰囲気としては「お祭り騒ぎ」だったので、それほど怖くはなかった。
だって、
こんな感じで完全に出来上がった状態で、大好きなチームの優勝を祝ってるだけだもん。
ちなみに右の男の子が持ってるボトルはワイン。テレビ観戦しながら、みんなでワインを回し飲み。お店で飲むより、持ってきた方が安いからねぇ♪
酔っ払ったサポーターのおっちゃんに勢いでキスされたこと以外は楽しめた夜でした。
あ、でも、爆竹がけっこう暴発してたのはちと怖かった(汗)
ランブラス通りの騒ぎにまぎれること1時間弱、踊りに行きたい!という友達の要望でディスコに向かったんだけど、バルサのユニフォームを着ているからダメ!とガードの人に入店を断られてしまった。
せっかくいい気分なのに、そんなのおとなしく聞いてられるか!と、ユニを着てた男性陣はユニを脱ぎ始めた。。。
えっ???
と状況を飲み込めずにいると、裏返しにすればロゴがわからないからそれでもう一回トライしてみたかったらしい。
裏返しにしたユニフォーム+女の子が着てたジャケット
という変な格好でもう一回さっきのおじさんたちのとこに行ったらすんなりOKされちゃったよ。
バッカだねぇ~と、言いながらも一件落着。
【15日】
始発に乗って家に着いたのが午前7時。
月曜もお休みだから、日曜も遊びに行こうかと思ってたんだけど、あまりに疲れていたのでおとなしく家で過ごすことに。
お昼にマヌエルさんから聞いた話によると、バレンシア(レバンテとの試合はバレンシアでやった)から帰ってくるバルサのお出迎えのため、8000人近いサポーターがプラット空港に詰め掛けたとか。
朝の4時前にですよ?!
愛されてるなぁ~
選手たちも相当寝不足だろうに、私みたいにぐうたらはできなかったようです。
夕方6時だか7時から屋根無しの2階建て観光バスでバルセロナ市街地の凱旋パレードに参加。
パサッチ・ダ・グラシア、グラン・ビアといったバルセロナの目抜き通りをメインに2時間以上かけての豪華なパレードだった。
街頭には90万人以上が詰め掛けたらしい。
私はテレビで生中継を見てたんだけど、日曜とは言えパレードのためにすごい交通規制が敷かれてたし、ほんと市民のサポートがなければあんなに立派なパレードはできなかったと思う。
やっぱりスケールが違う。選手からすれば、あれほどの歓喜の中心になれるなんて嬉しいだろうなぁ。
そして、パレードの終着地はホームスタジアムのカンプ・ノウ。
ソシオとその連れ一人までが入場できるという仕組みだったみたい。
例年はバルセロナとカタルーニャの市庁舎で優勝セレモニーをやるんだけど、今年は警備上の理由とハンドボールチームの優勝記念も兼ねてるからカンプ・ノウになったらしい。
パレードだじゃなく、スタジアムで出番を待つ選手の様子もテレビで見ることができたのが面白かった。
なぜかと言うと、
チュパ・チャップスをくわえてる選手がやたらと多かったから。
大の大人、しかもスーパースターのサッカー選手たちがキャンディをニッコニコしながらなめている様子ってほほえましいけど、異様でもあった(笑)
セレモニーは各選手と監督、関係者(トレーナーとか)が観客に向かって一言、というシンプルな形式だったけど、各自のコメントに性格が出てて、興味深かった。
特に、ライカールト監督は普段の記者会見ではスペイン語しか話さないのに、この日は一生懸命カタルーニャ語を使っててかわいかったし♪
それぞれ思い思いの言葉でコメントをしてくれたわけだけど、全員が最後に締めくくりの言葉として使っていたのが、もちろん
Visca Barça! Visca Catalunya!
セレモニー+街の盛り上がりの詳しい様子は
コチラで。
上のコメントの際、エトーが
「レアル・マドリーのクソったれ。チャンピオンに敬意を示せ。」
とレアルを侮辱したことを、マスコミはけっこう騒いでるみたいです。
でも、レアルの公式ページによると、沈黙を守るとのこと。
追記
現地時間16日の午後6時にエトーはレアルに対し、前日の発言に関して謝罪会見を行った。他方レアル側は、副会長ブトラゲーニョがエトーの申し出を受け入れるコメントを発表し、和解が成立したらしい。