兵庫県尼崎市での電車脱線事故のニュースはバルセロナでも大々的に報道されています。
事故現場近くの伊丹は私が生まれた場所なので、東京で育った私にとってもこのニュースは他人事とは思えません。
すぐ横の宝塚市に祖母の家があったし。
こちらは、
・時刻表通りに運行しないのはもちろん、何のアナウンスもなしに5分間電車が止ままったくらいで騒いでたら胃潰瘍になっちゃう。
(国鉄の近郊線の場合。バルセロナは市営鉄道の方が信用できます。)
・特急列車用の線路を敷いたはいいけど、試運転の段階で線路が埋まってしまい使いものにならなくなった。
・線路の幅がヨーロッパの規格と異なるから、電車で旅行する場合は国境付近で電車を乗り換えなきゃいけない。
といった具合に鉄道に関してはかなり発展途上国。
そんな国からすれば、日本鉄道の精確さ・速さはそれこそ神業です。
そういったイメージがあるからこそ、これだけ大きく取り上げられているのだと思います。
インターネットで日本のニュースを見たところ、JR西日本執行部の「引責辞任」などという言葉が話題に上がっていた。
トップが責任を取るのは大事なことだけど、「誰」の責任とかいう話よりも、原因究明の方が先ではないの?
鉄道会社の方に隠蔽体質があったのか否か、というのも争点になっているようですが、どうしてこんな大惨事が起きないとそういう裏側が明るみに出ないの?
政府や企業だけでなく、チェック機能を果たすべき市民とマスコミは何をしているの?
「まずは世間体ありき」の日本的なやり方にはすごくいらだちを感じる。
まだ車両に閉じ込められている方が残っていると聞きましたが、救出された方々の一刻も早いご回復と亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。