バルセロナっ子三人衆との怒涛の一週間が過ぎ去り、
涙がちょちょ切れる間もなく
卒論中間発表。
文献は読み終わっていたものの、実質2日でレジュメを考えて本番、
という
お得意の綱渡りの30分(しかも早口)だったけど、
内定式を控えて余計な心配は増やしたくなかったから
限られた時間の中できる限りのことはしました。
そしたら、院生や教授の反応もまぁまぁで。一安心。(^^)
そうして夏休みの宿題(=発表)も終わったことだし、
久しぶりの落ち着いた週末に考えたこと。
スペイン語を話すのが久しぶりだったせいで、言葉が出てこないことが多かったのに、なぜだかバルセロナの3人と話すのがすっごく楽だった。
コミュニケーションを図る上で大事な「言葉」であれだけハンディがあったのに、むしろ日本人の子と話す以上に"気をおけない"会話ができたのはなぜだろう?
これは彼らと会うまでは気付かなかったこと。
でも、彼らといる時はいつもと違う自分がいたのは確か。
ふだん自分を偽っているつもりはサラサラないけど(そんなに器用じゃないし)、
彼らだってバルセロナで正直言ってそこまで仲が良かったわけでもない。
大学の子と遊ぶことの方が多かったし、映画関係以外で遊んだことだって1,2回くらいしかない。
私が帰国してからもメッセンジャーで話した機会もたかが知れてるし、メールしたって反応が無かったから、あんなに長い時間を過ごしたのは今回が初めて。
それもあって、東京案内を頼まれた時も連れて行きたいところはたくさん浮かんだけど、
どこまで付いていけるか事前には読めなかった。
そして、実際会ってからはもう無駄な抵抗は止めて、彼らのペースに巻き込まれるがままになってしまった。(苦笑)
「日本の女の子って毛深い人が好きってほんと?」
「通りすがりの人からもジロジロ見られるんだけど、それってこの赤いジャケットのせい?」
「日本のトイレって何も触らないで用が足せるね!」(自動式のお手洗いを体験して)
とかくだらない話の内容でも妙に盛り上がったかと思えば、
日本の飲食店のセキュリティを見て、
「
それだけ信頼されているんだと思うと、責任を感じてそんな気も起こさせないほど日本は安全な社会なんだね。」
と自分も初めて納得したり、
お決まりの恋バナをしつつ
「人間関係、特に男女の関係って難しいねぇ~」
と悩んでみせたり。
他愛のない会話の中でも、お互いに話を聴いている、ちゃんとキャッチボールが成り立っている、とすごく実感できる時間だった。
言葉だけでは伝えきれないことがたくさんあるってわかっているからこそ、
お互いの言わんとしていることに耳を傾けて接することができたのかも知れない。
よく知った仲じゃなければなおさら?
1週間ほとんどずっと一緒だったけど、まるで東京じゃない場所にいるような時間だった。
よく遊ぶ渋谷界隈も、電車も全然違って見えたし。
今度はやっぱりバルセロナで彼らに会いたい。
卒業旅行。
他の子たちが行きたくないと言っても、バルセロナだけは一人であっても行く決意表明。